2024年10月31日 (木)

PixInsightのImageContainerで呼び出したStarNet2のstar_maskを自動的に保存するスクリプトを試作してみた

PixInsightのImageContainerでStarNet2を実行するとstar_maskを自動的に保存する方法がないですよね?
C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星 の処理をするときに、彗星基準の星なし画像と、恒星基準の星あり画像を分けて処理しようと考えたのですが、StarNet2だとstar_maskを自動的に保存してくれません。

ちなみにStarXTerminaterは星なし側はブロック状の色むらができ、星あり側の画像が星以外にいろんなものがくっついてきたので使い物になりませんでした。

そこで StarNet2とstar_maskを保存するスクリプトをProcessContainerに登録してImageContainerから呼び出せば対処できる! ということで作ってみました。
それにしてもPixInsightのスクリプトはクラスのリファレンスなどが公開されていないので調べながら作るのが結構面倒でした。
私自身JavaScriptに詳しいわけではないし・・・

方針

お試しで作ったのでこんな感じの方針です。

  • とりあえずGUIなしのスクリプトのみ作る
  • 使いにくくても気にしない
  • エラーハンドリングもしない

スクリプト

スクリプトはこんな感じ
SaveStarMaskOfStarNet2.js というファイル名で適当な場所に保存します。

--- ここから ---


//
// StarNet2 で生成された star_mask を保存する。
// ProcessContainer での利用を想定する。
//
// Script Parameters:
// starMaskDir 
// - star_mask の保存先のディレクトリパス
// - パスはフルパスで記述する。
// - パスの区切りは / を使用する。
// - パスの末尾に / を付与する。

function main()
{
    // parameters から starMaskDir (star_maskの保存先のパス)を取得する。
    const starMaskDir = Parameters.getString("starMaskDir");

    // view 'star_mask' の ImageWindow を取得する。
    var win = ImageWindow.windowById("star_mask");

    // ImageWindow が存在するかをチェックします
    if ( win.mainView.image.height > 0 )
    {
        const pathArray = Parameters.targetView.window.filePath.split("/"); // 元のファイルを / 区切りで分割する。
        const filename = pathArray[pathArray.length-1]; // pathArray の最後の要素をファイル名とする
        const dotPos = filename.lastIndexOf("."); // ファイル名の拡張子の位置を調べる
        const basename = filename.substring(0, dotPos); // 拡張子なしのファイル名
        const extension = filename.substring(dotPos); // 拡張子

        // star_mask のファイル名
        const newFileName = starMaskDir+basename+"_star_mask"+extension;

        // star_mask を保存する。
        win.saveAs(newFileName, false, false, false, false);

        // 新しい名前をコンソールに表示します
        console.writeln("A 'star_mask' view has been saved as: " + newFileName);

        // star_mask view を閉じる
        win.forceClose();
    }
    else
    {
        // 指定したIDのViewが見つからない場合
        console.writeln("Can't find View: " + viewID);
    }
}

main();

--- ここまで ---

使い方

これがちょっと面倒

  1. ID star_mask のwindowがあるなら閉じておく。
  2. ▲ボタンのある適当なスクリプトを開く。私は Script>Utilities>CorrectmagentaStars を使いました。
  3. ▲ボタンをデスクトップにドロップしてアイコンを作成。
  4. アイコンを開きFile pathに保存したスクリプトを指定、MD5 checksumを削除、設定されていたScript Parametersを削除し新たにstarMaskDirパラメータでstar_maskの保存先フォルダをフルパスで指定する。パスの区切りは /、末尾は / で終了する必要があります。
    Script
  5. StarNet2と先ほど作成したProcessの▲ボタンをProcessContainerにドロップ。 Processcontainer
  6. ImageContainerに処理対象のファイルと、Output directoryを設定。
  7. ImageContainerの▲ボタンをProcessContainerの下部にドロップすると、ImageContainerに登録したすべての画像ファイルに対してStarNet2が実行されstar_maskがstarMaskDirで指定したフォルダに保存される。
    Exec

つくったProcessContainerはIcon化して保存しておくと使いまわしができてよいですよ。

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2024年8月 9日 (金)

SVBONY SV227 5nm VS 7nm Narrowband Filter

2024年春にSVBONY社から貸していただいたSV227 SHO 5nm 2" Fiter。
Haを太陽撮影にすこし使用しただけで数か月が経過してしまいました。 ※SV227は太陽に使用するものではありません。

製品ページ

2024年8月8日時点で19% offでSHOセットで42,680円
他社のNarrowband Filter一枚分くらいの価格でSHOのセットを手に入れることができます!

さて8月になり、ようやく我が家のベランダから天の川の星雲が見える時期になり、新月期+晴天を迎えることができました。
このあたりが見えてこないとNarrowband Filterに向いている星雲が出てこないのでずいぶんと待ちました。
この季節は天気に恵まれないので晴れ間があれば撮影をしなければなりません。
本当のことを言うと、数少ない晴れ間なので純粋にSV227での撮影を楽しみたいところです。

個人的なテーマは「光害環境下でOIIIの写りを良くしたい」です。
我が家のベランダでの撮影はOIIIの写りが極端にわるいのでより半値幅の狭いフィルターを用いてOIIIの写りを強化することです。

テーマ

さて今回のテーマは、SV227 5nm SHO フィルターと旧来のSV型番なしの7nmのフィルターとの比較です。
比較的高度が高く、明るく写しやすい M16 わし星雲 をターゲットにします。

パッケージ

まずはパッケージから。 写真左から SII, Ha, OIII。 箱の中には半透明のプラケース、フィルター本体、分光分布図 がセットされていいます。

SV型番はSII, Ha, OIIIいずれもSV227。 SKUは W9187DA, W9187DB, W9187DC で末尾のA,B,CがSII, Ha, OIIIに対応しています。
(よく見るとケースのラベルに Dual Narrowband Filter と書いてます。ちなみに外箱は Dual の箇所が塗りつぶされていました。)

Img_5515_package

ケースをあけると・・・どれも銀色に輝いています。

Img_5516_filters

撮影条件

月齢28.2の新月前夜。月は18時に沈み漆黒の夜・・・ではありません。光害で薄明るい夜です。
商品ページには以下のように書かれています。

SV227 ナローバンドフィルターが星雲、惑星状星雲、超新星残骸の撮影に効果的です。帯域幅が狭いため、光害やその他の不要な人工照明や夜光を遮断することが可能です。都市部などの光害の多い場所での天体撮影に最適しています。

光害まみれの我が家のベランダでの撮影にぴったりではないですか。
M16が子午線を超え我が家のベランダから顔を出す22時過ぎから撮影の開始です。

撮影日:2024年8月3日
場所:川崎駅近郊(Bortle Class 8)
対象:M16 わし星雲

機材

フィルター交換を容易にするためにホイールの代わりにドロアーを使用。
フィルターホイールを使わない理由はもう一つ、当初はUV/IR Cut + SHO x 2種類(5nm, 7nm)で7枚のフィルターを予定していたので手持ちの5枚用フィルターホイールでは対応ができませんでした。

機材区分 ベンダー 機材名称
フィルター1 SVBONY SV227 Ha, OIII 5nm
フィルター2 SVBONY FJPFNF9169B-W9121B Ha, OIII 7nm
鏡筒 GSO 6" RC
主カメラ SVBONY SV605MC
補正レンズ SkyRover Reducer/Flattener 0.8x
ガイド ノーブランド品 OAG
ガイドカメラ SVBONY SV505C
フィルタードロアー Hercules S8298
フォーカサー DIY Astroberry DIY Focuser
撮影制御 Raspberry PI 5 + StellarMate OS

Img_5512_optical_train

試しにフィルターホイールに入れてみました。(SVBONY製ではなくてすみません)
1番には UV/IR Cut フィルターを入れてます。極軸合わせの際に星を多くとらえられるように UV/IR Cut を使用するからです。
またフォーカス合わせの際の基準にも UV/IR Cut フィルターを用います。フィルターなしとSHOフィルターありではフォーカスの位置の差が大きいので緩和するためにこのようにします。
今回はフィルターホイールを使いませんでしたが今後 5nm だけの撮影時には使う予定です。
(ちなみに現在このフィルターホイールには問題がありメーカーへ問い合わせ中です。使わなくてよかった・・・)

Img_5505_touptek_afw

撮影

一晩でOIII 5nm 30分→7nm 30分→Ha 5nm 15分→7nm 15分の順で撮影。
高度の差が出にくいように短時間で連続して撮影。
M16の高度がかなり低くなってしまったので残念ながらSIIは未撮影。

フィルター 半値幅 総露出時間 撮影条件 撮影開始時高度
OIII 5nm 30分 60subs Exp:30 Gain:300 Offset:40 -3c 38°03'
OIII 7nm 30分 60subs Exp:30 Gain:300 Offset:40 -3c 33°13'
Ha 5nm 15分 30subs Exp:30 Gain:300 Offset:40 -3c 27°13'
Ha 7nm 15分 30subs Exp:30 Gain:300 Offset:40 -3c 23°46'

5nmと7nmフィルターの比較

撮影後はPixInsightでGC→BXT→LF→NXT→HT(最初のストレッチ)を基本的にデフォルトパラメータで処理。処理の違いでの差異がでないようにしました。
コントラストの調整をしていないので背景がかなり明るいです。
OIII/Haいずれも5nmの方がコントラストが高いように見えます。
自宅のベランダからは光害でOIIIの写りがよくないのでこのくらいの差でも効果あるだろうと考えています。

以下2枚はそれぞれOIIIとHaで5nmと7nmがアニメーションで切り替わり表示されます。
アニメーションしていない場合はクリックしてみてください。

M16oiii

M16ha

仕上げてみた

比較の用にSV227 5nm HaとOIIIで撮影した画像を使いHOO合成しました。
総露出時間は45分間にしてはまあまあよく写っているのではないでしょうか。

製品ページに書かれていた「都市部などの光害の多い場所での天体撮影に最適しています」というのは本当ですね。
ここまで写るならもう少し長焦点の鏡筒で時間をかけて創造の柱を撮影したくなります。

M165nm

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2024年5月 6日 (月)

SVBONYのソーラーフィルターで太陽撮影をしてみた

SVBONY社から、 SV227 半値幅 5nm SHO フィルターセットと SV229 ソーラーフィルター の貸与していただきました。

折角ですので本来は星雲などを撮影するためのHαフィルターも使用して太陽の撮影をしたのでまとめました。 私は太陽の撮影の経験がなく調べながらの撮影です。
間違いや常識と異なるところはご容赦頂ければ幸いです。

まず初めいくつかの作例をまとめた画像です。

0000_sample

まあまあいい感じにとれたと思います。黒点や表面のパターンはそれっぽく写っていますよね!
吹き出す炎のようなプロミネンスは・・・残念ながらそこまでは写りません!
※なんとなく写っている感じはするので大きなプロミネンスが発生したらもしかしたら写るかも。

後から知ったのですがまともな太陽撮影でのHα線フィルターは半値幅nmレベルではなく656nmピンポイントでÅ以下だそうです。 このくらいじゃないと太陽面の獣の体毛のような模様や吹き出るプロミネンスは写らないのです。
専用の太陽望遠鏡やフィルターが高いはずです。

それでも約3千円のソーラーフィルターと星雲用のHαフィルターでの代用で十分に楽しめることができました。
星雲などDSOの撮影と違いセッティングも撮影時間も非常に短時間でそれでいてよい感じの結果を出せるのがいいですね!

あと最初は焦点距離560mmのSV503ED80を使用していましたが途中からkenko MILTOL用の2倍コンバーターをつけて撮影しています。
太陽面を撮影する場合は高倍率で撮影すると模様がいろいろ出て楽しめます。
いっそのこと安価なアクロマートの大口径屈折を購入すると面白いかもしれません。
※アクロマートといえばSVBONYからSV48p 102mmがでるっぽいです。

パッケージ

まずは開封済みの SV229 ソーラーフィルター(上)と未開封の SV227 半値幅 5nm フィルターセットです。
ソーラーフィルターのフィルムが柔らかいので保護するためにケースを添付して欲しいですね。
ダイソーで売っているような安価なものでも構わないのでついていれば安心して保管ができます。
もしかして価格からすると古くなったら買い替え前提なのかな?

0101_package

SV229 ソーラーフィルター

ソーラーフィルターは金属の枠にThousand Oaks Optical製のフィルムが取り付けられ、三か所をネジで鏡筒に取り付けます。
太陽観察するためのISO 12312-2:2015規格に準拠し安心して利用できるとのこと。今回初めてこのような規格があるのを知りました。

0102_capped

SV227 5nm SHOフィルター

今まで SVBONY では半値幅 7nm の SHO フィルターを販売していました。
今回新たに 5nm のSHOフィルターが販売されました。
価格は 7nm とあまり違わないと思います。SHOセットで5万円前後。時々フィルタードロアーなどがセットで格安になっていることもあるようです。
svbony.jpのストアは金額がとても下がっていることがありますので、欲しい方は頻繁に除いてみるとよいでしょう。

画像はHα用フィルターのパッケージ一式です。
※フィルター本体はドロアーに嵌めています。
本体、プラ製ケース、スペック表がついています。

0103_ha

撮影

撮影場所は自宅です。 部屋の中に撮影機材をセットし窓を開けての撮影です。

今回の太陽撮影にはSharpCap Pro用に撮影機材を組んでいます。
普段はRaspberry PiでStellarMateを使用しています。StellarMateが太陽や惑星などの撮影には向いていないのでSharpCap Proにしました。

機材

  • 鏡筒: SVBONY SV503ED80 + kenko MILTOL用 2x リアコンバーター
  • フィルター: SVBONY SV229 ソーラーフィルター, SVBONY SV227 5nm Hαフィルター(フィルタードロアーに組み込み)
  • カメラ: SVBONY SV605MC(冷却モノクロCMOSカメラ)
  • 電動フォーカサー: 自作MyFocuserPro(三脚の台上の白い箱)
  • マウント: Sky-Watcher AZ-GTi(経緯台モード)

AZ-GTiを経緯台モードにしているのは、大体の向きを合わせて太陽でアライメントすればまあまあ追尾してくれるので、非常に楽ちんなのです。
StellarMateを使わないのでINDI ASTROBERRY DIY FOCUSERを使えないので、普段は使わずしまい込んでいたMyFocuserProを引っ張り出して使用しています。ASCOM経由でSharpCap ProからMyFocuserProを使いフォーカスを合わせます。

0201_devices

ソフトウェア

  • 撮影、制御ソフトウェア: SharpCap Pro
  • マウントコントロール: SynScan Pro, ASCON SynScan Pro
  • フォーカス: ASCOM MyFocuserPro
  • 画像書影: Autostakkert、PixInsight

SharpCap Proを選んだのは、太陽面用のフォーカスアシスタントと、太陽用のLive Planetary Stackingができるからです。
(最終的にはLive Planetary Stackingを使わずser形式の動画をAutostakkertで静止画にしました。)

SharpCap Pro - フォーカスアシスタント

SharpCap Proのフォーカスアシスタントのフーリエ解析ディテール検出を使いました。
黒点の範囲を囲み、黒点とそのほかの部分の輝度差ができるように露出/ゲインを調整し実行すると自動的にフォーカスが大体合います。
合わないときや最終的な追い込みは画面下部にステップと合焦加減が表示されているので、合焦しているあたりに画面から手動で移動させて操作します。

0301_focusing

SharpCap Pro - Live Planetary Stacking

Wavelet処理なども装備しておりじわじわと画像が出来上がっていくのはなかなか面白い機能です。
事前に使い方を調べていおらずベストな画像に追い込めず最終的には一部を除き没にしています。

0302_livestacking

撮影の種類

撮影は太陽面とプロミネンスの二種類に挑戦です。

太陽面

黒点や白っぽい模様が見えるように飽和に注意して露出時間やゲインを調整します。
今回の撮影では以下の条件で撮影し2,000フレーム中の上位25%をAutostakkertでスタックしました。

  • 露出: 87msec
  • ゲイン: 100
  • 形式: SER形式動画、モノクロ16bit

プロミネンス

なんとなくそれっぽいものが見えるまで露出時間やゲインを上げて撮影しました。
多分本当の太陽撮影用のフィルターだとばりばり見えるのでしょうが、5nm Hαだとなんとなくそれっぽいものが見える感じです。

プロミネンスっぽいものは、Live Planetary Stackingでそれっぽい箇所をスタックした画像と、SER形式で2,000フレーム撮影して上位25%をスタックしたものの二種類です。
SER形式は以下の条件で撮影です。

  • 露出: 150msec
  • ゲイン: 300
  • 形式: SER形式動画、モノクロ16bit

0303_prominence_livestacking

作例

以下がSV227, SV229を使った太陽撮影の作例です。

0401_total_raw

太陽面:黒点を見えるように撮影。未処理。

0402_total_cocked

太陽面:黒点を見えるように撮影。PixInsightのSolar Toolboxで処理。

0403_total_cocked_sunspots

黒点: PixInsightで太陽面からResample 200%しDynamic Crop。

0404_prominence_livestack

プロミネンス: Live Planetary Stackingでスタックしたプロミネンスっぽいもの。

0405_prominence

プロミネンス: SERで撮影した太陽からプロミネンスっぽい部分をPixInsightで処理。
上段: SERをスタックした画像のDynamic Cropしただけの画像。
中段: 上段の画像をPixInsightでいろいろした画像。
下段: 中段の画像をカラー化。

最後に

この記事を見て太陽撮影をしたいと思われた方、安全に気を付けて信頼できるソーラーフィルターで太陽撮影を楽しみましょう。

最後になりましたが、機材を提供いただいたSVBONY様ありがとうございました。

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2023年12月17日 (日)

検証!Wi-Fi 天文カメラ SVBONY SC311(UPDATE2)

※UPDATE1,UPDATE2の内容は末尾の「追記」に記載しています。

SVBONY社から発売前のWi-Fi天体カメラSC311を貸していただきました。

SVBONY社 製品ページには以下のように紹介されています。

 SC311 は、SVBONY が天体写真用に発売した最新の Wi-Fi カメラです。最新の Sony IMX662 裏面照射型センサーを使用しています。このカメラは超高感度、超低読み出しノイズを備えており、惑星撮影、太陽撮影、月撮影に優れた性能を発揮し、EAAに最適です。

 SC311 は WiFi ホットスポットを生成し、APP を通じて携帯電話に接続でき、APP で直接写真やビデオを撮影し、ソーシャル メディアですぐに共有できます。 写真やビデオ ファイルは TF カードに保存して携帯電話にダウンロードできるため、携帯電話で編集したり友人と共有したりすることが簡単になります。

さて実際に使ってみるといかがでしょう?

UNBOX

片手を開いた程度の大きさの箱で届きます。猫より小さなパッケージです。
Package-2

箱には本体といくつかのアクセサリとマニュアルが梱包されています。梱包材はプラです。環境にやさしい段ボールにして欲しいところ。
Package

本体の後ろにReset用の穴、USB-Cコネクター、充電LED、Power LED、microSDカードスロットがあります。
充電LED、Power LED、microSDカードスロットは顔の様でかわいいでね。
Photo_20231217151201

本体を組み立てたところ。CCTVレンズをつけています。
SVBONYの他の天体カメラと共通のデザインです。見た目の小ささに比べてバッテリー内蔵のためかズシリと重いです。
1/4インチネジ穴や三脚座がついていないので小さなレンズをつけると設置に工夫が必要です。
Cctv

私の見解

お時間が無い方の為にいきなりの見解を書いてしまいます。
SC311本体と専用アプリSvbonyAstroを組み合わせての個人の見解です。

良いところ

  • お手軽に明るい天体の観望ができる。
  • スマホアプリで気軽に撮影ができる。

残念なところ

  • LiveStackがなく星雲などDSOの電子観望に向かない。
  • 画質が低く編集に向かない。

普段はDSOを撮影する私ですが、SC311にはガチ撮影ではなくお気楽な電子観望ができることに期待します。
電子観望に使うにはLiveStackと高画質の画像品質へのが対応が強く望まれます。 LiveStackができ高画質の画像品質へ対応するとかなり強力な電子観望ツールになるでしょう。

今後のファームウェアやアプリの進化に期待するところです。

現在SC311は、①専用アプリのSvbonyAstroと使う、②USBカメラとして使うかの二択です。

①はWi-FiでSC311に接続したスマホ(iOSかAndroid)から簡単に使えます。
②はUSBで接続したPCでSharpCap Proなどから使えます。

今回はSC311本体と専用アプリSvbonyAstroとの組み合わせについて検証です。

専用アプリSvbonyAstro

正式版がリリースされたら使用しているスマホに合わせてAppStoreやGoogle Playからインストールします。
私はSVBONY社からの開発版の提供を受けてiOS版とAndroid版をそれぞれサイドローディングしてます。

Svbonyastro

スマホとの接続

SC311がWi-Fiアクセスポイントになります。
スマホをSC311のアクセスポイントにWi-Fi接続するとSvbonyAstroがSC311を認識しアプリを使用できるようになります。
以後はInternetへの接続はモバイル回線経由になります。
なおSC311から他のWi-Fiアクセスポイントへの接続はできません。

Wifi-ios

撮影モード

撮影モードは、録画モード、写真モード、計画写真モード の三種類です。

録画モードはMP4形式の動画を撮影するモード。
App

写真モードはJPEGでの静止画撮影するモード。
App_20231217154201

計画写真モードは一定間隔で指定した条件で複数枚の撮影をするモードです。
App_20231217154202

撮影の調整

露出時間、GAIN、WB、コントラスト、再度、シャープ、明るさなどの設定ができます。

露出は0.02msから5secの調整が可能。
App_20231217154501

GAINは0から200の調整が可能。
App-gain

WB、コントラスト、再度、シャープ、明るさの調整。
自動で調整するAUTOとHDRの設定が可能。
App-rgb

画像の保存形式

静止画はJPEG形式、動画はMP4形式。
圧縮率を高めているのか人の目につきにくい箇所のブロック化が目立ちます。 JPEG特有の圧縮時のノイズや星の周りに黒いリングも見られます。 その為に精細な編集には向きません。
JPEGの圧縮率の変更やFITS保存が欲しいところです。 またJPEGならばEXIFヘッダーに撮影情報を保存して欲しいですね。

PixInsightで撮影したJPEGを開きAuto Stretchで画像を強調したところ。
上左:撮影したM42撮って出し。縮小50%
上右:撮影したM42撮って出し。拡大300%
下左右:上の画像をAuto Stretchで強調

Pixinsight

鏡筒をSV503ED80にしてトラペジウム付近を撮影した画像。
PixInsightでAuto Stretchで強調すると諧調がすこし粗い気がします。もしかすると8bitになっているのかもしれません。
SC311が使用しているIMX662はADCは12ビットなのでもう少し諧調がでてもよい気がします。
この件についての検証はしていません。

Jpegsv503ed80

計画写真モード

いわゆるタイムラプスモードです。 選択した間隔(1,3,5,10秒)と枚数(50,100,200枚)で撮影をします。 自由入力で値を指定できるともっと良いですね。
出力は画像ファイルです。動画出力が欲しいところです。 前述のJPEGの画質なので編集用ではなく、エンターテインメント寄りです。

App_20231217162001

電子観望

アプリにLiveStackがないので星雲などのDSOをみる電子観望にはちょっと厳しい。
超明るいM42でさえも最長5秒の露出時間では後述の作例くらいの写りです。 LiveStackと最長露出時間を延長を強く望みます。
折角手軽にワイヤレスで撮影できるのだからDSOの電子観望ができるようになって欲しいところ。

Sky-Watcher AZ-GTiなどと組み合わせて、ワイヤレスで電子観望を実現できると楽しそうですね。
iPhoneとAZ-GTiをSC311のアクセスポイントに接続すると、SvbonyAstroとSynScan Proを一台のiPhoneから利用できます。 ただしiPhoneではSvbonyAstroとSynScan Proを同時に表示できないので導入しながら映像を見ることができないのがつらい。 二台持ちしたほうが使いやすいかもしれません。 (iPadのスプリットスクリーンで、SvbonyAstroとSynScan Proが左右に同時に表示できればいいのですが・・・)

なんにしてもLiveStackの実装が望まれるところです。

後述の作例の撮影に用いたセッティング。
※太陽はFMA135の代わりにMILTOL200を使用。
Eaa

夜間の画面

ナイトモードが無いとボタンなどの白いインターフェースのまぶしさが目に残ります。
画面から空に目を移すと闇に目が慣れるのに時間かかります。
ナイトモードのインターフェースや、インターフェースがすべて非表示になるモードがあるといいですね。

特にボタンの白が目に残り、空を見上げても少しの間は星が見づらい。
App_20231217162601

改善が望まれるところ

SC311とSvbonyAstroの両方ともいくつか改善して欲しい項目があります。
特に改善をして欲しいのは太字の項目です。この項目の改善が真の電子観望天体カメラとなれるかどうかの境目だと考えています。

SC311本体

  • FITSや非圧縮JPEGなど高品質の画像保存
  • 非圧縮動画出力の対応
  • 1/4インチネジ穴が欲しい(三脚に乗せる)
  • 他のWi-Fiアクセスポイントへの接続
  • SVBONY Camera SDK対応

SvbonyAstroアプリ

  • LiveStack
  • 5秒以上の長秒露出
  • 画像への撮影情報の保存
  • 夜間に眩しくない目に優しい画面
  • アルバムでの画像の一括選択(膨大なタイムラプス画像のダウンロードや一括削除のため)
  • タイムラプスの設定の詳細化
  • タイムラプスの動画出力
  • iOSのアルバムまでの保存手順の簡略化
  • 用語の統一(APPアルバム、アルバム冊 など)
  • 正しい日本語(メッセージボックスの選択肢のボタン名など)
  • iPadでのスプリットモード対応
  • Windows Subsystem for Android対応
  • 動画・静止画の撮影が1秒を超える場合に撮影中の秒数の表示
  • タイムラプスでの撮影中の枚数の表示

その他

USBカメラとしてつかってみる

Windowsの標準的なWebCamと同じインターフェースをもちUSBカメラとして使えます。
SharpCap Proから接続を確認しました。 SharpCap ProならFITS形式での保存ができるので前述のJPEGの制限は受けなさそうです。 LiveStackも実行できました。(室内撮影なのでDSOに向いているかは不明)
USBカメラとしての接続なので調整できる項目が少ないので本格的な撮影には向かないでしょう。

Uvc

Windows 11でAndroidアプリを使う

Android版SvbonyAstroを無理やりWindows Subsystem for Androidに導入時実行してみました。
起動はしましたがSC311の撮影画面を表示できませんでした。

作例

SC311とSvbonyAstroで軽く撮影した作例です。
夜の撮影は露出時間最長5秒ではちょっと厳しいですね。

太陽

鏡筒MILTOL f=200mm 露出 0.02ms GAIN 0。12枚をPhotoShopで比較明合成。中央部に黒点が見えています。 Photo_20231217155901

鏡筒 SV503ED80, x0.8 reducer/flattener f=448mm
大きめの鏡筒はよく写って楽しいですね。小センサーなのではみ出しますが・・・
iPhoneアプリSnapseedでレタッチしています。
Retouched

月 - コペルニクス・クレーター

鏡筒 GS-150RC(GSO RC6) f=1,370mm
さらに長焦点の鏡筒で撮影
Img_5078

月 - モザイク

鏡筒 GS-150RC(GSO RC6) f=1,370mm
撮影した画像をPhotoShopでモザイク合成。
オート、HDRで撮影すると個々の色味が結構異なるので灰色にそろえています。
Photo_20231223003401

天王星

鏡筒 SV503ED80, x0.8 reducer/flattener f=448mm
Microsoft Clipchampで適当に拡大して適当に480x480に切り抜きした動画。
シーイング最低で揺れてます。

M42 オリオン大星雲

鏡筒 SV503ED80, x0.8 reducer/flattener f=448mm
SC311の保護ガラスのUV/IR Cutフィルターを外して撮影
露出時間が最長5秒だと星雲は難しいですね。M42だから写ったのでしょう。
Img_5036

プレアデス星団

鏡筒 FMA135 f=135mm GAIN 200。
Img_4977

木星、イオ、エウロパ、ガニメデ

鏡筒 GS-150RC(GSO RC6) f=1,370mm
PhotoShop で向きを修正、色などを軽めに調整
Img_5073_rt

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2023年12月16日 (土)

ふたご座流星群 2023年

今年の極大日2023年12月14日はあいにくのべた曇り
ATOM CAM Swingでとりっぱの動画から12月14日と12月15日夜から12月16日早朝にかけての動画を確認
結構写っているので1.4倍速の動画にまとめました

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2023年8月17日 (木)

SV605MC体験記

SV605MCはIMX533のモノクロセンサーを搭載したSVBONY社の天体カメラです。
丁度モノクロカメラの導入を検討していて、体験ユーザーの購入補助も魅力でした。
早速購入し動作の確認を行いました。
※5月に書きかけていたブログです。8月になりその後の状況も加筆し公開します。

SV605MCで撮影した天体

最初に書いてから時間もたっているので、まずはいくつかSV605MCで撮影した天体写真です。

機材はいずれも以下の通り。フィルターのみ異なります。
Scope: Askar FMA230
Camera: SVBONY SV605MC
Filter Wheel: SVBONY SV133 2inch x5 filters
Auto Focuser: DIY
Guide: SVBONY SV165, SV905C
Mount: Sky-Watcher Star Adventurer GTi
Computer: Raspberry Pi 4B StellarMate OS
Post-Processing: PixInsight

M16 Eagle Nebula

M16_foraxx_starlessstars_fr_lrgb_ct_star

総露出 3時間51分
PixInsight の Foraxx Palette Script で SHO 合成し、後はいろいろ

H-alpha:40sub:Exposure:90s Gain:300 Offset:40
OIII:72sub:Exposure:90s Gain:300 Offset:40
SII:42sub:Exposure:90s Gain:300 Offset:40
Total exposure time: 3h51m

こぎつね座 NGC6823散開星団、SH2-86散光星雲

Ngc6823_foraxx_starless_cv_lrgb_pmstarsm

総露出 3時間33分
SHO合成

H-alpha:43sub:Exposure:90s Gain:300 Offset:40 Temp.:0
OIII:59sub:Exposure:90s Gain:300 Offset:40 Temp.:0
SII:40sub:Exposure:90s Gain:300 Offset:40 Temp.:0
Total exposure time: 3h33min

M16,M17

M16-m17_hdrmt_mltlight_sr_ht_ezdn

H-alpha 2x2のモザイク、一枚当たり22分露出
KStars/EKOS/INDIのモザイク機能で撮影
PixInSightのMosaicByCoodinatesとGradientMergeMosaicで一枚に結合

外観・パッケージ

外観は SV405CC とほぼ同様。
SV405CCではDCジャックが緩い・センサーのキャップが緩いなどありましたが、SV605MCは改善されていました。 撮影時や移動時も安心して利用できるようになりました。
また、乾燥棒が最初から添付されています。(SV405CCの初期ロットには添付されていなかった。)

冷却能力

カタログスペックでは気温差-30度までの冷却機能。 届いたばかりの頃は夜の外気も低く-10℃までの冷却も可能。 ダークやフラットを室内で撮影する際はサーキュレータを併用することで-10℃の冷却が可能。
※いまは8月になり、冷却0℃で運用しています。

ソフトウェアー

対応ドライバー

SV605MCにはSVBONY Camera SDKのVersion 1.10.0以降のライブラリが対応しています。
本記事では SDK Version 1.11.4 で動作を確認しています。

対応ソフトウェア

INDI

私がコントリビューターをしているINDIのSVBONY CCD ドライバーではINDIは2.0.1ですでに対応が完了しています。
新たな対応作業なしにそのまま使用できます。

SharpCap Pro

SharpCap Proのインストールディレクトリ内の SVBCameraSDK.dll を最新の SVBONY Camera SDK の DLL に差し替えることで利用できます。 ※8月時点のSharpCapでのドライバーの添付状況は確認していません。

HCGモード

SVBONYのWebsiteにはSV605MCのセンサーの仕様をグラフ化したものが掲載されていません。
そこでSharpCap Proのセンサー解析で計測しました。

Sv605mc20230609

主な特徴としては、①Full well 49.8ke、②Unity Gain 100、③HCG 50から100の間で発動 です。
SVBONYのサイトでは以下の記載があります。大体よさそうです。

フルウェルキャパシティ:50Ke- HCGモード:ゲイン100になると,HCGモード有効

バンディングノイズ

ダーク撮影時に発生します。
346126031_539516671493239_92008460830948

私の回避策は「GAINを300で撮影すること」です。 GAIN 300で撮影するとダークのスタック後は画像処理に影響しなくなりました。
最初はGAIN 300でバンディングノイズが軽減することに自分では気づきませんでした。 ノイズの専門家であるはずのあぷらなーとさんがSV405CCの評価の際にバンディングノイズにまったく触れていなかったことから違和感を覚え問い合わせるとGAIN 300で撮影しているとのことでした。 自分でもGAIN 300で撮影するとバンディングノイズはかなり改善されました。 ※あぷらなーとさんありがとう~。

他の方法としてPixInsightの Script > CanonBandingReduction でほぼ問題なくバンディングノイズを消すことができます。
SVBONYでは修正に取り組んでいますがかなり長い間取り組んでいますが、現時点では発表できる段階にはないようです。
個人的には電源系と冷却ファン系統のノイズが原因なのだろうと想像しています。

画像データ取得

一つ前の画像を取得する問題がかなり前のSDKから発生していましたがSDK1.11.4で修正済みです。
修正されたのでSVBONY用INDIドライバーに実装していたこの問題の独自回避コードを取り除きました。

現象は以下リンク先に記載の通りです。
indi_sv305_ccd: One previous shooting data retrieval is performed at the time of shooting. #655

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2023年2月19日 (日)

星像の改善(Added a switch for automatic correction of dynamic dead pixels への対応)

SVBONY Camera SDKにてリリース済みの1.9.8以降の1.10.1まで以下変更がありました。

  1. Support SV605MC camera
  2. Fixed the issue that SV605CC triggers the photo time
  3. Fix some bugs
  4. Add new API interface functions SVBGetCameraFirmwareVersion and SVBIsCameraNeedToUpgrade
  5. Added a switch for automatic correction of dynamic dead pixels
  6. Add the API interface function SVBRestoreDefaultParam, which can restore the default parameters of the camera

これまでのSDKではホットピクセルを頑張って消そうとしているあまりに星像のFWHMの悪化(星像が平たくなる)や微光星がノイズに紛れてしまうなどの問題を起こしていました。

今回、 5. Added a switch for automatic correction of dynamic dead pixels が実装されたことでホットピクセルを頑張って消そうとしなくなり星像の改善になりました。 一昨日撮影した画像ではFWHMが1.5pxくらいになりました。以前は4pxくらいでしたのでだいぶ改善されています。

ホットピクセルが残りますがこれはダークで処理できるので問題にはならないでしょう。

これをSVBONYカメラ用のINDIドライバーに実装しバージョン1.3.4としました。
INDIの3rd party driversにはすでにマージされています。 次にINDIがリリースされるときには含まれるかと思います。

ご自身でビルドされているかたへ

現行のINDI 2.0.0から次のバージョン(2.0.1か?)の間で大きな変更がいくつかありindi-3rdpartyだけではなく最新のindiのビルドが必要になります。KStarsを使用している場合は最新のKStarsのビルドが必要です。 aptに入る前に自分でビルドしてドライバーを使用している方はご注意が必要です。

MacOSでビルドされるかたへ

libSVBCameraSDK.dylibのidが@rpathを用いていないことでcmakeでエラーになるかもしれません。 indi-3rdparty 2.0.0までは@rpathを用いていない場合は警告だけで処理が継続されていましたが、現在これがFATAL ERRORになり処理が止まるようになっています。 これはCMakeList.txtが以前の処理に変更されるか、SVBONYが @rpath になるように対応してくれるか、奇特な方がinstall_name_tool(かな? )で修正してくれるかのいずれかが必要です。

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2022年9月19日 (月)

SVBONY CMOSカメラのINDIドライバー(6)- バグ修正

バグ修正 撮影データの最終行にごみがでる

indi_sv305_ccd: Last line has garbage data #654

撮影した画像の最終行にランダムパターンのようなゴミがあるのを見つけました。
一行丸ごとゴミなのでバッファサイズの誤りかとも思いました。

が、なんと SVBONY Camera SDK では ROI を設定した後に設定された ROI を取得しないと正しい画像サイズがわからないという仕様なのです。
SV405CC は最大行数が 2822 ですが、ROI を設定すると 2820 行になります。
この差の 2 行分にゴミがはいるのです。 1602 を設定すると 1600 になります。内部的に処理しやすい行数に切り捨てているようですね。

本家のレポジトリにマージ済みです。

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2022年9月11日 (日)

SVBONY CMOSカメラのINDIドライバー(5)

バグ修正 mutex のライフタイムの見直し

元のコードで mutex のライフタイムが Sv305CC オブジェクトの存在範囲と同じになっていました。
つまりコンストラクタで初期化しデストラクタで破棄しています。

発生する不具合

このことでmutexのつじつまが合っていないままカメラを切断し、再度カメラを接続しカメラを切断する際に mutex でフリーズする現象がでていました。

修正内容

これをカメラに接続時に初期化し、カメラからの切断時に破棄するように修正しました。
そのほかいくつか mutex や cond の辻褄が合っていない個所を修正しました。
2022/9/9 に Pull Request 済み。2022/9/11時点で未マージ。

気になる箇所

そもそも mutex や cond の辻褄が合わないことが問題です。
既存のコードの video streaming の thread や mutex ロックが行われる様々な操作を割り込み的に行った時の振る舞いが怪しいです。
不要な mutex 操作をなくしたいのが本音ではあります。

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2022年8月27日 (土)

SVBONY CMOSカメラのINDIドライバー対応(4)

カラーカメラのモノクロ対応

これまでの SVBONY INDI ドライバーは、カラーカメラか白黒カメラかの判定だけで対応できる画像フォーマットが RAW8, RAW16 か Y8 かが決められていました。
SVBONY Camera SDK にはカメラが使える画像フォーマットを取得するAPIがあります。
このAPIの戻り値を使って、動的に画像フォーマットを選択するボタンを生成するようにしました。

実はバローバンドフィルターを安価で手に入れたのはよいのですがモノクロカメラを持っていません。
現在の SVBONY INDIドライバーは私のメインカメラの SV405CC でモノクロ出力ができないのです。
というわけでモノクロ対応をしたわけです。

まだメインのリポジトリには Pull Request していません。 fork リポジトリのブランチにコミットしたところです。

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